臺灣


臺灣は、現在チャイニーズ・タイペイと呼ばれています。その名前からも分かるように、台湾が歴史に大きく動かされてきて、今もその最中にあることがうかがえました。古いと新しいが混在している台北(タイペイ)を散策しましたよー。

台北のランドマークホテル
圓山大飯店(グランドホテル)です。台北の北に位置し、中国宮廷風の朱塗りの風格ある建物です。客室はすべてバルコニー付きで台北の街が一望できました。

グランドホテルの内装
創業以来50年以上の歴史を持つホテルの内装は、豪華です。天井には、台湾のシンボルの花があしらってありました。独特の色遣いがすてきです。

歴史の街 九份
1989年に公開された「非城情市」の舞台となったこの街は、「千と千尋の神隠し」のモチーフになったと言われています。ノスタルジックな雰囲気が漂います。

九份の街並み
石畳が敷き詰められた街並みの両側にはたくさんの店が。掛け声とともにいろいろな匂いが…。日本では匂うことがないもののもあり、なんとも言えません。

阿妹茶樓(あめちゃや)
映画「非情城市」にも登場するこの茶芸館は、石の階段の両側を赤い提灯が彩る豎崎路の途中にありました。人気のお茶屋の玄関先にありました!

豎崎路です
九份と言えばこの風景。急な石畳の階段は、その昔街が金鉱として栄えていた当時のままだそうです。聞こえてくるのは様々な国の言語。ノスタルジーあふれています

阿妹茶樓玄関のお面です
ほほえんでいるようにも見えるこのお面は、宮崎駿監督が「千と千尋…」の映画に出てくるカオナシのモチーフになったとも言われています。

中山北路の好仔坦仔麺です
好仔坦仔麺(ハオチーターツーミェン)には、屋台感覚でとってもリーズナブルに台湾料理が楽しめました。名物の坦仔麺は、1日に2000椀も出る驚きメニューです。

これはおいしい!坦仔麺
エビと豚骨のスープの坦仔麺(タンツーミェン)は、小振りの椀に入っています。麺の上には豚の挽肉煮込みがのっかっています。おいしかったですよ。

台湾と言えばお茶!
台湾茶は、日本と比べてバラエティに富んでいます。お茶の入れ方も独特。よくTVのCMにでてくる茶壺にお湯をかけるお手前裁きも鮮やか!おいしいお茶です。

忠烈祠(ツォンレイツー)
辛亥革命、抗日戦争などで殉じた志士や英霊を祭っているここには、軍の衛兵が常に見守っています。毎正時の衛兵交代式があってとっても格好よかったです。

世界三大博物館・國立故宮博物館
収蔵されている文物は、北京紫禁城に所蔵されていた物が戦禍を逃れるために運ばれて来たのが始まりだそうです。翡玉白菜や肉形石は必見です。


台北といえば、夜市。夜通し賑わう士林夜市を散策しました。かつて日本の統治下であったことをうかがわせる建物も今に残っています。

鼎泰豐(ディンタイフォン)
世界中に中華飲茶「小籠包(ショウロンパオ)」を知らしめたお店です。店の前には、常にお客さんの長蛇の列ができていました。

これが鼎泰豐の小籠包
蒸籠に入って運ばれて来ました。これが鼎泰豐の小籠包。本当に宝石のような輝き!皮のひだは18,1個の重さは21gと厳密に定められた一品。レンゲに乗せて細切りショウガをのせて、タレをつけて食べるともう!!絶品の味わいです。

台北101
中で使われていたのは、日本製のエレベーターでした。

やっぱり台湾は蒋介石
中正紀念公園にある中華民国総統の蒋介石の銅像です。辛亥革命・北伐・南京国民政府を樹立しますが、国共内戦にて敗北後、台北へ遷都。五期にわたって総統にあった蒋介石は今も尊敬され続けていました。

雨の○○寺
市街地の中心にある台湾で初めて建立された寺です。

台北NightFever
ここは、士林夜市(スーリンイエスー)別にお祭りがあっているわけではなく、毎日開催されているのだそうです。食べ物、雑貨、ゲーム等々、夜中1時ごろまで、毎日市民でごった返しているそうです。なんともパワフル.

夜市の小吃店
とにかく、士林夜市のお店はなんでもかんでもありますという感じ。特に、劍潭駅前の小吃店が集まったエリアは、ごらんの通り屋台街です。人はごった返すわ、食べ物の匂いはごちゃ混ぜになっているわ、すごいの一言。

さてさて目指すお店は?
今回、ここ士林夜市でmakomafが目指すお店は「冰店」。そうです、ふわふわかき氷のお店です。エリアの奥に入り込んでいくとここが第1号店(いわゆる老舗?)というお店発見。でも、その向かいのお店になぜか座ったのでした。

なぜか動く青信号の人
台湾の歩行者用信号機の青信号は、人が歩くのです。そしてその上には、青信号のカウンターが。この数字が、10を切るとこの青信号の人がせかせかと慌てて駆け出しました。でも、これって逆効果じゃないの?

臺灣総統府はどこかで見た?
台北の西門にある台湾総統府は、日本の統治時代1919年に建設されたもので、現在も行政府や軍の最高司令部があります。威厳ある建物の周りは、軍の閲兵でガードされていてちょっとすごい雰囲気でした。。


臺灣と言えば、孫文、さらには、蒋介石。長い歴史に翻弄されつつも、たくましく生き続けてきた人々の歩みが感じられます。。時代の最先端技術が生活に活かされている台湾の今です。

乗ってみよう!MRT
地下鉄でもあり、台北市内を走る電車でもあるMRT。市内移動に使わない手はありません。これが駅の外観です。

MRT、快適でした
市内を移動する方法の一つ、MRT(台北捷運)。渋滞知らずでスイスイでした。でも、初めて乗ったときはちょっとビックリ。行き先を指定してお金を払ったら、出てきたのはチップ風のコイン。これを改札でかざすとゲートが開きます。初めは分からなくてうろたえました。

MRTのコイン
これを改札口のプレートにかざすと、ゲートが開きます。コインには「METRO」の字が見えます。

台北の街並み
オートバイがぞろりと並んでいるのは当たり前。お昼頃のレストラン(定食屋?)の前の光景です。

228祈念館
太平洋戦後、中華民国に編入された台湾。大陸からの国民党員役人の腐敗した圧政に対して市民の怒りが爆発して、1947年2月27日に起きた密輸タバコ取り締まりに端を発したのが228事件だそうです。本省人と外省人の対立は、反政府運動と相まって、弾圧、虐殺、粛正へと強化され、1987年まで38年にわたる戒厳令下におかれていたとのこと。歴史に真摯に学ばなければなりません。ここは、その228事件にまつわる祈念館です。

228和平公園の中の池です

國立国父紀念館(クォーフーチーニェンクァン)
中山公園の中央に位置するこの紀念館は、中国革命の父・孫文を記念したメモリアルホールです。とにかく大きい広い!高さ30.4m、総面積3,9844㎡だそうです。

國立国父紀念館の衛兵交代式
ここでも、1時間に一度衛兵交代式の儀式が見られました。忠烈祠と同じく、陸、海、空軍のエリートによる交代式は、より間近に見られます。でも、あまりの厳粛さにカメラ撮影していいのかな?とちょっと引き気味のmafmakoでした。(結局、撮影はOKですよ)

士林官邸公園
中山北路5段に位置していて、台湾の初代総統、蒋介石が官邸として46年間にわたって使用されたので、一般人の入場ができなかったそうです。1996年8月に市政府が押収して、修繕と整理を施した一般に開放されています。中には、ヨーロッパ風の花園がありとってもきれいでした。

蒋介石夫人の宋美齢の顔植込み
1950年蒋介石夫妻がこの地に居を構えた後、一般開放するまでの46年間、この庭園は完璧な「秘密の花園」でした。花園の中央に位置するこれは、台湾の初代総統、蒋介石夫人の宋美齢のお顔を摸したものです。ご自分の顔で庭を飾るというのはすごいですね。

蒋介石官邸
ここが蒋介石の官邸です。この公園は、かって日本植民地時代は、士林試験分所として利用されていました場所だったそうです。緑が豊かな公園の奥にひっそりと官邸はたたずんでいました。2009年9月28日、ここで火災が発生し、蒋元総統の寝室が焼失したそうです。

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