萩を訪ねて

萩を訪ねて


今も城下町の姿をそのままにとどめている街、萩。とっても楽しい歴史遊覧の旅ができました。

ここが、かの吉田松陰先生が開いた「松下村塾(しょうかそんじゅく)」です。開かれていた期間は、わずか1年あまり。集まってきた塾生の一人ひとりに向いた教材で学習させていたそうです。これって、現代にも通用するものじゃないのかな。

中をのぞいたら、昔社会科の教科書に載っていた幕末の人たちの写真がいっぱい。さすが松陰先生!

松下村塾の左手の月見川を散策(と、言ってもなかなかの登り道ですが)すると、毛利家の菩提寺、東光寺の渋い朱塗りの門が見えてきます。
うーん、この山の中にしてはなかなか荘厳な構えです。中国風の門をくぐってみました。とにかく大きいです。

山中の蝉時雨の中、見えてきました東光寺。

お寺の裏の墓所には、ずらーっと並んでいる石灯籠。その数なんと500基以上。なんでも藩士が寄進したのだとか。
これだけそろっていると真昼までも、なんかちょっと.....。

ここには、毛利家3代吉就以来、奇数代藩主とその奥さんがまつられているそうです。(偶数代は、市内の別のお寺「大照院」にまつられているそうで)石碑の下を支えているのは、亀のような動物。ガメラにも似ているかも!

幕末の志士、吉田松陰先生の碑です。東光寺から、さらに少し上ったところに東光寺墓地があります。そこに吉田松陰先生の銅像が建っています。門弟・金子重輔を従えて、ペリー艦隊を見つめている姿なんだそうですよ。
その傍らに、吉田松陰誕生の地があります。松陰先生が産湯につかった井戸も、住まい跡地も残されています。そこから見下ろせる萩の城下町。今から、150年あまり前、この地で生まれ育った吉田松陰は、この地から日本を見据えたのでしょうね。

久坂 玄端(くさかげんずい)について、私はよくは知りませんでした。
でも、2004年のNHK大河ドラマ「新撰組!」で池内博之さんが演じていて、思わず「こんなすごい人がいたんだ。」と再認識させられたのです。。高杉晋作と双璧と称された松下村塾の門弟。しかし、時代の荒波の中、禁門の編で新撰組と戦い、自害と相成る。若き勤王の獅子たちの生まれ育った街なんですねー。(感慨ブカブカ)

橋本川流域にある平安古(ひやこ)地区。ここには、迷路のような道があります。鍵のように曲がった道なので鍵曲。「かいまがり」と呼ばれるそうです。足を運んでみました。

道の脇には昔懐かしの土塀が長く続いています。一見行き止まりのように見えますが、実は鍵のように折れ曲がって道は奥へ続いているのです。城下に進入してきた敵を迷わせ、追いつめる袋小路もどきの道なのだそうです。なかなかの知恵袋。
でも、土塀の上からのぞいている萩名物の夏みかんの木の枝が風情がありました。

来ました、来ました!萩周遊バス「西回りコース晋作くん」2日間乗り放題なのでとってもGood!なんだけどバス停の時間に対してかなりアバウトなのが玉に瑕。乗っていたら楽しいですよ。

ここは野山獄の跡地です。

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