古の都、奈良に行って来ました。京都のような華やぎはないのですが、街のたたずまいに千三百年以上前の人々の生業が感じられました


法隆寺

聖徳太子が建立させたと言われている法隆寺。奈良県の南に位置していますがそのたたずまいはとっても奥ゆかしかったです。

中門って法隆寺の正門に当たるところかな。なんか風格が違いますね。

こちらは南大門の仁王様。口を開いた「あ」、口を閉じた「うん」。あうんで世界のすべてのものを見ておられるそうです。う~ん、この睨みをきかされたら、どんな悪いことも退散しそう。

西院伽藍の中央に配置されいる五重塔と金堂がいっしょに写ったベストアングル。でも、これが日本最古の木造建築だなんて、本当に昔の人の技術ってすごいですね。

東院伽藍の夢殿。現在の測量技術などない1400年以上前に、こんな正六角形の建物が造られたんですね。本当に、美しい建物です。

五重塔って、釘が一つも使われていないなんて驚きですよね。木と木の組み合わせでできあがっているんです。そのたたずまいは正に建物のパーフェクト。登頂の鳳凰がとても美しいです。(う~ん、思わずため息)
奈良に行ったら、柿は食べなくても、鐘は鳴らなくても、やっぱり見るべし!法隆寺。

聖徳太子のお母さんがまつられている「中宮寺」。ひっそりとしたおもむきが感じられました。

興福寺

興福寺は、(2003年8月現在)改修中でした。講堂の中は、たくさんの国宝の仏像が配されていました。
でも、拝観料がちょっと高いぞ!

興福寺の五重塔です。
法隆寺のそれと比べてまたちがった趣が感じられました。

東大寺

大仏殿の大きさは、高さ48.74m、間口が57.01m、奥行が50.48mあるそうです。東大寺は大和の国分寺として建てられたそうですが、盧舎那大仏を本尊とするために、こんな大きな伽藍がたてられたそうです。この大仏や伽藍をたてるために、いかに多くの人々が働かされたことでしょうね。開眼供養が行われたのは752年、今から1350年以上前の人々の思いや願いがこめられたものですね。

盧舎那大仏(国宝)データ 像 高:14.98m

頭 部:5.41m
目 長:1.02m
耳 長:2.54m
台座高:3.05m

ちなみに、この東大寺の大仏は写真撮影OKでした。奈良の寺社仏閣はほとんど撮影禁止だったのですが、この盧舎那大仏、大仏殿は中もOK!さすが、と思ってしまうのも変かな?

奈良といえば、シカ。シカといえば奈良公園。いました、いました。そしてシカのふん、ふん、ふん…。観光客も多いんですが、こんなに多かったら、私たちの方が観られているような気がしてしまいます。でも、このふん、毎日毎日どうなっていくんでしょう。自然にこのまま還っていくのかな?

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